レキシトレイル日記

歴史と鉄道について気ままに語るブログです

誰もいない京都その4

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室町幕府第八代将軍足利義政が建てた東山文化を代表する建物は何か?

銀閣寺!と答えたあなた、不正解!答えは慈照寺銀閣が正解です。学生の方はお気をつけてください。

先月7月8日水曜日、慈照寺銀閣へ行ってまいりました。試験の正答はともかく面倒くさいので以下銀閣寺とします。銀閣寺は義政公の山荘として建てられました。将軍の死後、遺言で禅宗寺院慈照寺となりました。我々が銀閣寺としてイメージする銀閣と東求堂の内装は書院造と呼ばれ、近代和風住宅の原型となりました。

もっとも最近は和風住宅は廃れつつあり、畳を使わないフローリング式の住宅が広まっていますが、これは平安時代寝殿造への回帰だそうです。

ちなみに金閣寺こと鹿苑寺金閣を建てたのは室町幕府第三代将軍足利義満日明貿易で稼いだお金で建てた北山文化を代表する建物です。

金閣寺の時と同様、銀閣寺前の土産物屋さんは軒並み閉まっていてさしづめシャッター商店街と化していました。訪日外国人と修学旅行生といなくてゆっくり参拝できたのはよかったのですが、それでは経済がもちません。コロナ渦の一日も早い終息を願うばかりです。