誰もいない京都その4
室町幕府第八代将軍足利義政が建てた東山文化を代表する建物は何か?
銀閣寺!と答えたあなた、不正解!答えは慈照寺銀閣が正解です。学生の方はお気をつけてください。
先月7月8日水曜日、慈照寺銀閣へ行ってまいりました。試験の正答はともかく面倒くさいので以下銀閣寺とします。銀閣寺は義政公の山荘として建てられました。将軍の死後、遺言で禅宗寺院慈照寺となりました。我々が銀閣寺としてイメージする銀閣と東求堂の内装は書院造と呼ばれ、近代和風住宅の原型となりました。
もっとも最近は和風住宅は廃れつつあり、畳を使わないフローリング式の住宅が広まっていますが、これは平安時代の寝殿造への回帰だそうです。
ちなみに金閣寺こと鹿苑寺金閣を建てたのは室町幕府第三代将軍足利義満で日明貿易で稼いだお金で建てた北山文化を代表する建物です。
金閣寺の時と同様、銀閣寺前の土産物屋さんは軒並み閉まっていてさしづめシャッター商店街と化していました。訪日外国人と修学旅行生といなくてゆっくり参拝できたのはよかったのですが、それでは経済がもちません。コロナ渦の一日も早い終息を願うばかりです。
「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」を観た
新型コロナのために映画館はアニメを中心としたリバイバル上映花盛り。新作映画を観れないのは残念ですが、かつて見逃した名作に再会するチャンスでもあります。
昨日、近くのシネコンに「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」を観てきました。ガンダムは1979年の本放送以来の長い付き合い。上映から三十数年を経たこの作品を大画面で観るのは初めてです。おまけに4DX!なおガンプラはほとんど作らない私はガンダムを壮大な歴史叙事詩とみる傾向があります。
逆襲のシャアは地球連邦とジオン公国との間で勃発した一年戦争から十年後の宇宙世紀0090が舞台でアムロとシャアの因縁の決着が描かれます。
さすがはガンダム。情報量と感情満載の富野節と呼ばれる科白回し、モビルスーツ、艦船同士の戦い、政治的な駆け引き等楽しめました。
新型コロナの昨今、今新たに観る価値はあるかと思います。
ネオジオン総帥(でも階級は大佐)として地球に小惑星アクシズを落として地球を寒冷化しようとするシャア・アズナブルの「人類は地球のノミ!」という科白。それに対して自ら開発に参加したνガンダム(ニューガンダム)を駆ってかつての赤い彗星の企みを阻止せんとするアムロ・レイの「お前ほど人類に絶望しちゃいない!」と言う叫びには考えされました。新型コロナウイルスは人類を粛正しようとしているのか?いや、まだ希望はあるはずだ、と。
戦闘シーンは大きなスクリーンだけに迫力があり、楽しめました。ただ、作画はセル画主体ということもあるのか辛いものもあったのは確かに。今の技術でリニューアルできないものでしょうか。
初めての4DXも最初は、その揺れに船酔い、いや宇宙(そら)酔いするかと心配でしたが、いつの間にか自分もモビルスーツに乗って戦っている気分になりました。でも水はいらないですね。
奇跡のラストシーンは目頭が熱くなり思わず刻の涙をみました。
人類も捨てたものではない、そう思いたいのですが、ガンダムの宇宙世紀ではこの後も数々の戦いが繰り返されていくことになります。地球連邦政府は宇宙移民を顧みず、弾圧を続けていくのです。結局人は変われないのか。歴史に何も学べないのか。それは我々の現実の世界にも言えるのかもしれません。
ガンダムとの付き合いは40年を超えましたが、これからも色々な形で楽しめたらと思います。
「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」を観た
新型コロナのために映画館はアニメを中心としたリバイバル上映花盛り。新作映画を観れないのは残念ですが、かつて見逃した名作に再会するチャンスでもあります。
昨日、近くのシネコンに「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」を観てきました。ガンダムは1979年の本放送以来の長い付き合い。上映から三十数年を経たこの作品を大画面で観るのは初めてです。おまけに4DX!なおガンプラはほとんど作らない私はガンダムを壮大な歴史叙事詩とみる傾向があります。
逆襲のシャアは地球連邦とジオン公国との間で勃発した一年戦争から十年後の宇宙世紀0090が舞台でアムロとシャアの因縁の決着が描かれます。
さすがはガンダム。情報量と感情満載の富野節と呼ばれる科白回し、モビルスーツ、艦船同士の戦い、政治的な駆け引き等楽しめました。
新型コロナの昨今、今新たに観る価値はあるかと思います。
ネオジオン総帥(でも階級は大佐)として地球に小惑星アクシズを落として地球を寒冷化しようとするシャア・アズナブルの「人類は地球のノミ!」という科白。それに対して自ら開発に参加したνガンダム(ニューガンダム)を駆ってかつての赤い彗星の企みを阻止せんとするアムロ・レイの「お前ほど人類に絶望しちゃいない!」と言う叫びには考えされました。新型コロナウイルスは人類を粛正しようとしているのか?いや、まだ希望はあるはずだ、と。
戦闘シーンは大きなスクリーンだけに迫力があり、楽しめました。ただ、作画はセル画主体ということもあるのか辛いものもあったのは確かに。今の技術でリニューアルできないものでしょうか。
初めての4DXも最初は、その揺れに船酔い、いや宇宙(そら)酔いするかと心配でしたが、いつの間にか自分もモビルスーツに乗って戦っている気分になりました。でも水はいらないですね。
奇跡のラストシーンは目頭が熱くなり思わず刻の涙をみました。
人類も捨てたものではない、そう思いたいのですが、ガンダムの宇宙世紀ではこの後も数々の戦いが繰り返されていくことになります。地球連邦政府は宇宙移民を顧みず、弾圧を続けていくのです。結局人は変われないのか。歴史に何も学べないのか。それは我々の現実の世界にも言えるのかもしれません。
ガンダムとの付き合いは40年を超えましたが、これからも色々な形で楽しめたらと思います。
誰もいない京都その2
金閣寺の後は龍安寺へ行きました。ここも参拝客はほとんどいなかったです。静かに方丈前庭の枯山水庭園を観ることができました。
龍安寺は宝徳二年(1450年)に細川勝元が禅寺として開きました。京都を丸焼けにした応仁の乱で焼失しましたが、明応八年(1499年)に細川政元によって再建されたそうです。
以外拝観券からの引用です。
禅では自己が「三昧」「無」になり切ることによって自他一如の世界を自覚し、その自覚を通じて出てくるものは、山川草水ことごとく神、仏であるとするが、この庭はそうした禅の極致を表現した永遠に新しい庭と言われ、時間、空間を越えて、静かに心眼をひらき、自問、自答するにふさわしい庭といえよう。
私は煩悩の塊なので心眼は開きませんでした。